地方で成功したビジネスモデルまとめ～都心で起業したケースと比較してみる

地方での起業は失敗？成功？

都心での起業は競合も多く、革新的なサービスはすぐに模倣されてしまいオリジナルが潰れてしまうことは珍しくないです。

しかし、競合が少なく会社のランニングコストも抑えられる地方ならば成功するという可能性は少なからず考慮する価値があるでしょう。

また、地方に革新的なサービスをそのまま持っていけばいいかと言われるとそれもイエスとは言えません。
地方で起業を成功させるには「地方で求められている事業内容に落とし込んで会社を展開すること」が大切になります。

成功した企業のイメージ画像

地方創生とは、少子高齢化に伴う人口減少に歯止めをかけるため、地域の特徴を生かして行われる“住みやすい環境”を作るための取り組みのことです。

地方は起業家に地方創生への貢献を期待しており、同時にこれまで成功してきた企業は特定の地域への貢献という点で大きな功績を残しています。

「霧島酒造株式会社」は焼酎で有名であり、言わずと知れた宮崎県の超大手の酒造です。
宮崎の特産品であるさつまいもにフォーカスし、80年もの間愛される宮崎の代名詞的存在になりました。

いまでは地元貢献の意味も込めて「焼酎の里霧島ファクトリーガーデン」を運営し、県外からの観光客誘致にも一役買っています。

「シタテル株式会社」は、熊本県にあるベンチャー企業です。
提供するサービスは「衣服生産のプラットフォーム」で、個人や企業と、全国の工場や職人を繋ぎ「衣服を作りたい」を叶えることに成功しました。

シタテル株式会社はそのサービスで全国の工場稼働率に流動性を持たせ、ITを用いて地域創生をもたらした際たる例となるでしょう。

「ヤマゼンコミュニケイションズ株式会社」は栃木発のWeb制作会社で、地元のグルメ・ファッション・アミューズメントの全てがわかる“栃ナビ”の運営元でもあります。

栃ナビは実際にそのスポットを訪れた人の口コミによる情報しか寄せられていないので、信憑性と地域貢献度合いが非常に高いコンテンツになります。
webの強みを最大限生かした地域創生のお手本のような存在です。

「サイファー・テック株式会社」は、セキュリティソフトの開発を主な業務とし、情報漏洩の危険性が高まる現代において、デジタルデータ保護の観点での社会貢献を使命としている企業です。

東京本社の他に徳島に支社を持っており、不便で住みづらいと誤解されている徳島のイメージを意識改革すべく情報の発信を行っています。

地方での起業においても、成功者のビジネスモデルを参考に計画的な事業の展開は有効的になります。

もし起業する業種に悩んでいる場合は、少しでも多くの情報を集め「起業したい地域は何を求めているのか」をしっかりと理解する事が大切な第一歩となるのではないでしょうか。

実際に地方で起業して成功したビジネスモデルを分析し、解説していきます。